火星の細かい模様が良く写りました。

2020-10-17reg2proc3 (1)

10月6日に地球最接近を終えた火星ですが、11月中は
まだ観察できます。
写真は10月17日に撮影したものですが、気流が安定して
いたので、火星表面の細かい模様が写りました。ただし肉眼
ではなかなかここまでは見えません。
天体用カメラで動画撮影し、その中から選び出した数千コマ
の画像をパソコンで合成し、さらに模様を見やすくしたもの
がこの画像です。上の白く見えるのが南極冠で、二酸化炭素
や水が凍ったものです。火星にも季節があり、今は夏の終り
頃で、南極冠は溶けて小さくなっています。中央やや下に
見えるのが子午線湾と呼ばれる火星の名所で経度が0度です。
また、別名「アリンの爪」と呼ばれ、そう言われると二本の
爪の様に見えますね。